原宿ウェブ研究所 第1回授業終了

今日、原宿ウェブ研究所(以下、原研)で第1回目の講義が行われた。これで正式スタートしたわけだが、まずは生徒の皆さん、関心を寄せて頂いている方、サポートしてくれた方々にお礼を言いたい。ありがとうございます。

せっかく初回の授業に参加したので、感想を書いておこうと思う。まず生徒の皆さんが楽しそうな姿が印象的だった。授業や演習をしている姿から「これが学びたかったんだよ」という感じが伝わってきた。僕の場合はtopから抜け出せないという想定外の初歩でつまずいて以降は見学中心だったが、それでも周りの生徒さんの最後の「できた!」の嬉しそうな顔を見たら自分もいつかは作れるようになりたいと強く思った。

英語、ネイル、エンジニアと学びの現場に接していると、真剣に学んでいる人の姿というのは本当に楽しそうだとよく思う。集中して学習に取り組んでいるときの顔は大人から子供まで本当にいい顔をしている。あそこまで集中して学べるということは、学びそのものが楽しいことに加え、習得したいという強いモチベーションがなければいけない。生徒さんが高いモチベーションを保てるように、環境を作る側の我々は今後も努力をしていかなければならない。

原研のミッションは、コーディングからビジネス設計にいたるまで全てができるような「ハイブリットエンジニア」と我々が呼ぶ人材を育成することだ。ウェブエンジニアの数が足りないと言われているが、それは社会で必要とされるエンジニアの数に対して、経験の量が足りていないからだと考えている。これについては代表の原永が、原研のブログの中で語っているのでご覧頂きたい。
原研ブログ11年3月31日「原宿ウェブ研究所 設立の趣旨

今日の授業は「人は経験しないと育たない」という原永の思いが現れていた。座学はなるべく少なく、自分で手を動かして課題をクリアしていく。今日の課題はサーバーセットアップだったが、試行錯誤しながら皆が無事達成していた。途中「はまり」ポイントがいくつか存在して、それをクリアしたときに大きな学びになるよう設計されていた。自分の手を動かすことがなによりも楽しそうだったし、はまりポイントを超えた瞬間はみんな嬉しそうだった。そしてこの喜びが次の学習を栄養となるのだろう。

人は経験から学ぶと言われるが、原研の授業はまさに経験型だ。挫折と言ったら言い過ぎだが、つまづいたり、考えたりしながら実社会で必要なことを学んでいく。ウェブエンジニアにはウェブエンジニアになるためある種特別な経験が必要で、それを意図的に学べるのが原研の授業なんだと思う。

スクールと呼ぶにはあまりにも小さいアパートの一室ではあるが、しかもそこにこれから2ヶ月男10人が集い続ける男くさい体験だが、この経験が生徒さんにとって貴重なものになることを心から願っている。