リーダーを選ぶ責任と選んでから

アメリカに新しい大統領が誕生した。

アメリカは変化を渇望していたように思う。本当の変化を望んでいたからこそ、その答えがヒラリーでも、マケインでもなかったのだと思う。アフリカ系だから、若いから、民主党だから等々色々な理由はあると思うが、本当の理由はオバマ彼自身だったからであったことを彼自身が今後4年間で証明していくのだろう。その第一歩が今日の就任演説だった。リーダーの一番の仕事はチームの心を一つにすることであることをオバマ大統領をみて改めて感じさせられた。

先日海外のサイトを見ていたら、「7 online things to do to help Obama restore America」という記事を発見した。訳すと、「オバマ大統領のアメリカ再生を助けるためにオンライン上でできる7つのこと」になるが、このような記事を見ているとアメリカ人はやはり自分たちが「Change」への責任があることを明確に認識しているということを強く感じる。1961年の同じ日、同じ場所でケネディは「ask not what your country can do for you--ask what you can do for your country.」と語った。リンカーン記念堂前に埋め尽くされた民衆だけでなく、上のような記事を目にすると、ケネディの精神は今も生きているように感じる。

オバマ大統領の就任演説で彼はこの自由は多くの先人の努力と犠牲によるものだということを強調していた。これは、アメリカに限ったことではない。明治維新以降、わが国でも多くの人が犠牲になり、今の民主主義と自由を手に入れたのだ。これは、どこかに国に押し付けられたものではない。
今の政権を選んだのは自分たちだということを忘れないようにしよう。何よりも、無関心であることはやめよう。

「Ask not what your country can do for you--ask what you can do for your country.」in 1961

4:00以降に上記の台詞あり