最も高い視点から

今日は、世の中はクリスマス。そういえば、みんな帰るの早かったな。
M1も終わり(見れなかったけど…)、さんまさんは今年もサンタの格好をしてたのかななんて思う年の瀬。来年のことをを思うと鬼が笑うと言うが、そろそろ来年のことを考えないといけない時期になってきた。

今年一年振り返ってみると、組織としては色々な形で成長をみることができたと思う。新しく加わってくれたメンバーがその役割を明確に理解し、望むべく方向に向かって想像以上に前進してくれた。組織を去った人やこれから去ってしまう人も出てきたが、それは残された人にとって大きな成長のチャンスである。そのチャンスを成長へと変える糧となるのは、責任感であり、残されたメンバーは責任以上を全うすることで組織に大きく貢献してくれている。長く共に働く者は、組織の問題を自分の問題と主体的に考え、チームのアウトプット(売り上げと言う意味だけでなく)に強いコミットを持って取り組んでくれている。本当に素晴らしいチームに恵まれていると、つくづく感謝している。

そんな中自分に対する評価はどうかというと、これはあまり高くない。2006年までの5年間でやってきた自信が、停滞という形で現れてしまったのではないかと大いに反省している。人間のテーマは「進化」であると常に思っているが、そういう意味ではいい点数を上げることができない。


来年は自分自身の「進化」も意識することができる一年にしようと強く思っている。
そんな中で大切にしたいのテーマは、「最も高い視点から」ということである。単に、組織の中で一番高い視点を持ちたいというのではなく、自分が持ちうる最大限、最上限の視点を組織の中に反映することができるようになりたい。
ただ、実はこれは私のような小さな会社の経営者にとっては、簡単なことではない。なぜならば、自分の視点を引き上げてくれるようなモデルが、自分の近くに見つけるのが難しいからだ。ほとんどの中小企業が中小企業のままで終わってしまう理由の一つには、経営者に適切なモデリングの対象がいないからではないかと考えている。
身近にモデリングの対象を持つことが最も効果的であり、そのために社交的である必要もあるかもしれない。ただ、そのために多大な時間をとられてしまったら、本末転倒だし、あまりこの手の外交は得意ではない。偉大な経営者の本を読むのも一つかもしれないが、ビジュアルの伴わないイメージはモデリングの対象にはなりづらいと経験上考えている。そんな中、雑誌は写真が視覚を喚起し、文章が聴覚を刺激するという意味で素晴らしい媒体なのではないだろうか。経営者の視点を引き上げてくれる雑誌が数多くあるわけではないだろうが、経営の専門誌を除くと「GOETHE」は相当高いレベルで経営者の立ち位置を示してくれているように思える。「24時間仕事バカ」という創刊以来のテーマを聞くと、沸々と煮えたぎるものを感じてしまう。

GOETHE(ゲーテ) 2018年02月号

GOETHE(ゲーテ) 2018年02月号

2008年は、娯楽の一つとして雑誌でも手に取りながら、行動の中で「最も高い視点から」というテーマを形に変えていきたい。

Merry Christmas!!