主体性を発揮する

ビジネスにおいて主体的であることは最も大切なことだと思っている。ビジネスだけでない、講習などを通じて中学生と夢について考える機会があるが、彼らと夢の話をしていてもいかに主体性を発揮して夢を自分のものにしていくかが彼らにとっても最も大切な問題だと感じる。主体性を発揮することがビジネスマンだけでなく誰にとっても大切なことであるのは、これだけ変化のスピードが速くそれに対応しなければいけない時代において自分の核となる価値観を主体的に持たなければ、逆に時代に対応することができなくなってきているということだろう。
考えてみれば、僕らが中学生くらいのときは、それ程主体性が求められる時代ではなかった。つい15年くらい前までは、自分のいる地域の上位校を当然のように目指し、上から順に大学に入り、一流企業に就職することという価値観が当たり前の時代だった。それが今では、中学生の進路でさえも留学を含め多岐にわたり、終身雇用制が事実上崩壊したのでその就職先に至っても万という選択肢から主体性を持って決めていかなければいけない。変化、多様化という時代において、主体的であるということが逆に求められていることは非常に興味深い。変化の時代においては、内なる核が存在しないとその変化に対応することができないのだ。

主体的であること。これは、自らが自分の人生に責任を負うということであり、どんな与えられた条件にもぶれずにいることである。ゴルフの日に天気が悪い位で落ち込んでいるようでは、主体的ではないということだ(反省)

7つの習慣」の中に紹介されている主体性を鍛える方法に「30日テスト」というものがある。自分の自由な意思の中から30日間続ける約束を作る。後は、その約束を実行するだけである。自分の中の小さな約束でもそれを守ることによって、自分の人生に対して主体的に対応する力が生まれるという。早速、キャタルでもそれぞれが「30日テスト」を設定して、各々で日々それに取り組んでいる(と思っている)。自分の中でどのような変化が生まれるか、皆がより主体的になることで組織がどのように変化をしていくのだろう。

僕の30日テストは、神社に30日間欠かさずお参りに行くことにした。神仏に手を合わせて、自分の目標や状況に真摯に向き合うことと、自分の大切な人の幸せを祈る。意味がある気がする。