ソーシャルフィルタリング
堀江貴文氏の「稼げる超ソーシャルフィルタリング」読みました。簡潔に書かれている本だから、風呂の中で20分もあれば読めます。
当たり前のことが書いてあります。毎日インターネット使って生きている人なら、ほとんど知っている話。
けど、本当に当たり前だとか、知っているとかで済ませていいのかな。twitterで堀江氏をfollowしている人なら分かると思うけど、想像するだけですごい量の情報をさばいています、あの人。学習者の最大の資質が「素直さ」ならば、この人の情報処理能力を素直に受け入れようと思い、本を手に取りました。
ここで、この本を読んでの私の今後の取り組みを実用例となるようにここで紹介します。
私10店舗のネイルサロンを経営していますが、このくらいの数になると、情報の共有とコミュニケーションをいかに円滑に取っていくかが最重要課題となります。企業の戦略をいかに共有するか、そして各店が実行した結果を吸い上げ、フィードバックを再度戻していくか。この「計画→実行→結果→フィードバック」の仕組みの構築が、組織の強さにそのまま置き換わると考えています。逆に言うと、これさえしっかりできていれば、仕事は死ぬほど楽になります。
弊社では情報共有とコミュニケーションのために、店長などマネージャークラスが月に一度全員で集まって、マネージャーミーティングをしています。
始めは店舗間のライバル意識などもあり、うまく行かないのではと思っていましたが、それもいい方向に作用してきています。月に一度のマネージャーのミーティングでしっかりと発表をするために、報告書を自分で作っていかなければいけないので、当然数字に対しての意識も高くなったり、自分の取り組む施策に対して責任を持つようになりました。この月一のミーティングが組織に活力を与えるいい機会となっていると言えるでしょう。
しかし、これも始めてから既に半年が経とうとしていると、問題も明らかになってきます。
• 月に一度のミーティングだと、「フィードバック→実行→結果」のサイクルが遅い
• 人数が多いため自由な議論がしづらく、その場で活発な議論に結びつかない
• 期間が空いているために、前回何をしたかを忘れてしまっている
この問題の解決には、堀江氏の進めるメーリングリストの活用で解決されると考えています。各自が持ち帰った課題を実行し、その結果が出たら全員と共有する。このMLの中でいいことを報告できるようにと、結果への意識が高まっていくでしょう。
ここで活発な議論が起これば、月に一度の実際に集まるミーティングでも議論をより活発なものになるでしょう。メーリングリストを通じて、現状報告などが事前にあれば、本番のミーティングでは本題から入っていけます。メーリングリストを作成することで、実際の会議を形骸化させることなく、仕事に成果をださせることができると感じています。
私たちマネージャーの仕事は組織に成果を出させることです。そしてその組織の属する社会のソーシャルネットワーク化が急激に進んでいる以上、組織全体にこの考え方を浸透させなければ、成果は臨めないでしょう。
- 作者: 堀江貴文
- 出版社/メーカー: 青志社
- 発売日: 2010/04/21
- メディア: 単行本
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