英語合宿のすすめ-2

「脳をコントロールすること。これが学習の基本です」

 陰山先生のこの一言に、今回の合宿の意味があると思った。まとまった時間を普段とは違う脳の働き方をさせることで、その働き方になれさせようとされていた。具体的に言うと、普段は使わない英語脳を徹底的にいじめることで、その脳力を目覚めさせることを目指されていた。脳科学者の方の本を読んでいると、「脳をだますのは簡単だ」という趣旨のことを書かれているが、それと同じだと思う。長時間一定方向に脳を働かすと、自然とそのように働くようになる。これが「脳をコントロールすること」なのだ。

 実際の映像は今度バイリンガルfmのブログでupされたら紹介するが、初日合宿を始める前の先生の英語と、最終日の先生の英語とでは、英語を質問されてからの反応時間が短くなっていることや舌の動かし方一つとっても大きく変化している。

 今回陰山先生の合宿を通じて、私は英語学習の基本はやはり「反復」だと痛感した。反復には二つの効果がある。一つは、英語のフレーズを何度も聞いて耳をならし、何度も言うことで覚えて自分のものにしていくこと。もう一つは、英語を反復することで英語脳を刺激して、英語で反応することができるようになること。「百ます計算は、Brain Trainingだ」とはっきりおっしゃっていたが、英語学習においても反復をすることで、英語脳を鍛えることが出来る。

 次は、英語脳を鍛える反復学習について考えてみたい。