あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
元旦みんなで増上寺に行ったのでその画像から。背景の東京タワーは、2010のメッセージ、お寺の上に光るのは満月のお月様です。今回の行く年来る年の2010年に変わる瞬間の映像が増上寺でしたね。

さて、世の中の変化を肌身で感じた2009年も終わり、新しい区切りの10年が始まりました。
Y2K騒動で幕を開けた新たなミレニアムもすでに10年が過ぎ、想像よりもはるかに速いスピードで世の中は変化しているように感じます。その変化をなんとか先回りしたいと頑張ってきましたが、これから始まる10年はそれを形として残す10年にしたいなと思っています。





晦日からお休みを頂戴したので、いつも通り東京の正月を味わっています。大晦日はJames Cameronの『AVATAR』を観に六本木ヒルズに。3D映像とストーリの調和が素晴らしい。今までの3D映画はアニメ中心で子供のためのものでしたが、子供のためだけのもにしてはもったいないと思ったJames Cameronが大人のための3D映画を作ってくれました。『AVATAR』とは、仮想空間における自分の分身のことで、ネット上で出てくるあのアバターと同じですね。ストーリーは予定調和ですが、予定調和であるからこそ単純に楽しめる。ハリウッドの脚本はアクションにしろ、恋愛にしろ全て同じパターンになっているといわれていますが、この映画を観てそのパターンこそ人間の成長パターンなのではないかと感じました。何かに「挑戦」する⇒「挫折」する⇒「新たな挑戦」をする⇒「カムバック」する⇒「成功」する。挫折の先に成功があるという人生の成長モデルをハリウッドは業界全体で教えてくれているというのは考えすぎでしょうか。
この『AVATAR』は、映画を「観るもの」から「体験するもの」へと本格的に進化させた作品として、名前を残すことになるのではないでしょうか。







次に読書。
昨日の元旦は、大混雑の「横浜みなとみらい万葉倶楽部」で終日読書をしていました。読んだ本は、ジャック-アタリの『金融危機後の世界』。サブプライム危機以前に書かれた『21世紀の歴史』の中で、見事に金融危機を言い当てた元欧州連銀総裁のジャック-アタリが、金融危機後の世界がどのように変容を遂げていくか。そして我々は、この危機をどうすれば機会に転換することができるかを解説した一冊。『21世紀の歴史』とこの本とをセットで読むことで、無方向に進むカオスの時代をどのように舵取りをすべきかが見えてくる。正月なので歴史小説とかが本当はぴったりなのですが、去年読みそびれてしまった一冊を選びました。

金融危機後の世界

金融危機後の世界





それでは、皆さん今年も一年よろしくお願いします。
万葉倶楽部に向かう車内で